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Mt.富士ヒルクライムにモールトンで挑戦

 投稿者:mouton  投稿日:2009年 6月 9日(火)12時52分18秒
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  オーダーを決意するまで数年、オーダー後納車まで丸一年、それから3週間弱の突貫工事。仕上がったのがMt.富士ヒルクライムの4日前(笑)。試走はたったの30分、慣らし運転も微調整もままならないままレース本番の日を迎えてしまいました。

雨だったらSPEED Mk2での参加を棄権するつもりでいました。乗り馴れたMADONに換えて参加する方法もあったが、クルマの荷台が狭く2台を載せる事は不可能。乗鞍を本番と捉えて富士の比較的緩やかな斜面で、どうしても、ヒルクライムレースの足慣らしをしたかったので、駄目もとでSPEED Mk2一台を積んで会場に向かいました。

まんじりともしない一夜を明かしてみると雲ひとつない晴天。前日の雨が嘘のよう..

フレームやパーツがスムーズに入手出来た奇跡に加え、急に必要になったいくつかの小物すら前日迄に全てが揃うという、自分でも驚くほどの、出来過ぎのお膳立てだった。こう言っては失礼だが、QCの概念を超越した?ハンドメイドによるファクトリー・バイクをフレームから組み上げる困難さは、その道の達人に話を聞いて驚きました。無知は無謀なり。

こうして何とか完成したSPEED Mk2だが、試走すらままならなかったバイクは、コンポの組み上げ精度に不安が残った。フロントをインナー(39T)に入れ、リア(11-23T)の外側にチェーンを持ってくと、スペーサー無しのFディレイラーに当たるのである。トルクをかけ駆動すると接触音は少なくなるものの、大枚叩いて取り付けたスラム・レッドなのに悲しくなる。ギアチェンジする際のチェーンの移動も心なしかスムーズではない。

しかし、スラム・レッドのダブルタップ方式、馴れるにしたがって、直感的な操作の出来が最高に思えてくる。更に高精度・高剛性のチェーンリングやスプロケットがその先に控えており、シフトの度に指先に感じる素晴らしい「いいモノ」への称賛と賛歌が湧きあがる。はじめて使うペダル、SPEEDPLAYのフィーリングも素晴らしいことを付け加えておきます。

スペーサーの入手は今更間に合わない。仕上げ精度はいずれじっくり時間をかけてやればよしとして、とりあえず肝心の走りは80点位には叶いそうである。

そんな訳で、ギリギリ出発前までMADONをレースに使うかどうか悩みました。マドンだったら1:15切りは叶うかも知れないし..、という夢も捨てがたいしぃ

レース前、スタート位置に着く直前の脚慣らしに10分ほど走ってみて、何とかいけそうな予感。斜度が増してトルクをかけても異音の発生は殆ど気にならない。

フロントのスプロケは53T、インナーは極力使わず、アウターだけで走ろう!きっと無理だが(笑)。

んで、走り出してみると、あらら一度もインナーに落とさず走り抜けちゃいました。

脚にトレーニングによる疲労が若干残っているので、いくら17インチの小径車とはいえ、力任せなペダルは後半の命取りになるから、抑え気味にして走るが、負けず嫌いの性分が勝ってしまい気が付くとひとり、またひとりと、前を走る選手を抜いてしまいます。両腿に違和感を感じ始めたのは三合目辺りから。何となく肉離れ前兆の雰囲気を察知したが、知らんぷり(笑)。

リアに取り付けたドリンクホルダーは使い馴れない上、見えないもんだから存在を忘れてしまいます。時々喉の渇きを覚えて「何か飲まないと〜」って思うものの、走りに一杯いっぱいで背中に手を回す余裕がありません。馴れない小径車ゆえ、バランスを崩して落車したり、腕が攣ってしまいそうだ。しかし何も飲まないまま続けると後半の肉離れは間違いなくやって来る。

そして、初めてエイドステーションで飲み物を貰ってみました。おっ、これだったら自分でボトルなんて持たずに軽量化してレースに臨んでもいいなー、なんて考えながら戦列に復帰です。

ちなみに今回組んだモールトンの乾燥重量はパーツ全て含めて約10kg弱ほどになりました。MADONは7kg前後だから3kgの重量増。登りより下りが得意の自転車に仕上がりました(笑)。

で、肝心の自転車(フレーム)の性能はどうかって?

実は、走るのに精一杯でよく覚えていません。しかし、剛性やジオメトリーなど高いレベルなのは確か。重要なのはもっと乗り込んでセッティングを出したり、バイクの癖を見極め、適切な乗り方を導き出すこと。素材とパーツは一応ベストなのだから、後は自分を磨くこと。

今回お城製バイクを組むにあたってのコンセプトは“軽量化モールトンによるヒルクライムマシン”です。これでカーボンフレームのロードを蹴散らすことが目的。お城製バイクの中では最軽量のSPEED Mk2といっても、素材はクロモリ(鉄)で出来ていおり、どんなに頑張ってもカーボンには太刀打ちできない。後は自分自身を削ることと、エンジンを鍛え上げること(笑)。

ちなみに、タイムは去年より1分ちょっと遅れただけです。記録は1:19:25(自己計測)でした。

今回のレースではタイムは二の次でした。はじめての自転車しかも17インチ。1:30くらいで走れればいいやって、レースを楽しむつもりでいざレースに突入してみると、意外や好成績。しかも2度のエイドステーションでタイムロスしているにも拘わらずである。

小径車ゆえのデメリットも無いではないが、お城製フレーム大したもんでした。

http://www.legon.jp/

 
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