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火曜日。

 投稿者:近野新  投稿日:2017年12月 1日(金)22時26分17秒
  一年先輩のK氏は、真のアニメーターである。
一度有名企業に就職し、離職してアニメーターとなり、家族の都合で帰郷してから何度かは
一般的な会社に就職したが、なお淡路島でアニメーターを続け、現在はアパートで独り暮らし。
いまは専業でフリーランスのアニメーターである。職業が違えばデューク東郷だ。

彼からアニメを取り去ることはできない。
彼こそは、正真正銘のアニメーターなのだ。

そのK氏から電話があった。
自分で負いきれないほど仕事が依頼されるが、断るのがもったいないので誰かアニメーターの
知り合いがいないか、というのだ。
何年かまえにも同様の話をされた覚えがあるが、淡路島内において、まして交友関係の狭い私に
そのような変わった知人がいるはずもない。
いるにはいるが、それは当のK氏だ。
私がたとえば失業して、次の働き口もなく、人生を持て余しているようならば手伝わせて
いただくが、幸運なことに食い扶持はあり、養うべき家族もいる。
なにより忙しいのだ。日々の雑事と労働時間の長さ。崩れまくったワークライフバランスに
押しつぶされる寸前の私に、そのような余裕もない。

淡路島で中年男と組んでアニメーション動画を描ける気力と技術がある人物。
どこかにそんな人はいないかなあ。

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水曜日、

 投稿者:近野新  投稿日:2017年11月25日(土)00時05分18秒
  朝は晴れだったので単車で通勤した。
夕方、予報通り本降りの雨だ。しかし近頃は防寒着兼雨合羽を着込んでいるので、雨だろうと風
だろうと単車通勤なのだ。朝、出勤時に雨降りだとさすがに車で行くが、降っていなければ単車で
走る。
で、雨の中を疾走していたら、たまげた事態になった。
なんと雨が合羽の中に浸み込んでいるのだ。しかもよりによって、一番敏感な股間に冷たい
刺激が!大笑いだが、笑い事ではない。これはコントではないのだ。どうにかしてこれ以上の
浸透を防がねばならないが、単車で雨の中を走っている以上、まったく手の施しようがない。
走らなければ帰れない。走れば股間に雨が浸み込む。股を閉じようが上体をかがめようが、
雨水は容赦なく股間へと向かう。とにかく耐えに耐え、家にたどり着いた。
そうえいば、以前にもこんなことがあった。ポンチョ式の合羽を着て走っていると、股間が
濡れてきたのである。どうも単車の広い合皮シートに座ると、シートが体重でへこんで雨が集まる
ような形になるらしい。集まる場所は体重のかかる場所、つまり股間だ。雨合羽はただ立って
歩くだけなら水をはじいてくれるが、水たまりにつかると水を通してしまうようだ。雨を受けて
走ると、上半身の前にかかった雨が下に流れ落ち、股間部分に多く溜まるのも要因だ。
根本的な解決にはならないが、透明風防をハンドル部分に取り付けるのもいいかもしれない。
いくらかはシートに水がたまるのを減らせるかもしれない。
雨が降りそうなら単車で走らなきゃいいんだけど。

貴乃花は、なんであんなに服のセンスが悪いんだろう。

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またできなかったよー。

 投稿者:近野新  投稿日:2017年11月19日(日)21時36分24秒
  土曜日は、神鍋に行っていた。
中学陸上部が百校くらい集まって駅伝大会やってたんだけど、次男たれ助が参加…いやそうは
言えない。彼は陸上長距離部員だが、遅いのでメンバーとして走れないのだ。だが走れない者も
応援するために現場には行くのである。そこに親の私がなぜ行くのかというと、これまた応援の
ためなのだ。私はあまり関心がないのだが、嫁は重大な関心を抱いている。その嫁のような関心を
持っている保護者はほかにもいて、自費でレンタカーを調達し、自分で運転して三時間近くかけて
神鍋まで走るのである。その運転手として今回は私、近野が抜擢されたのだ。

始めは嫁と小学六年生のたれ太とで自家用車で行く予定だったのだが、親応援団が連合して
レンタカーを借りるので、それで交通費を安く上げようということになった。私は行く必要が
ないのだが、乗り掛かった舟なので乗らなければならなくなったのだ。
しかも、運転手役のキャプテンの父親が、夜勤明けで運転できないと言い出したので、私に運転
するように命令が来たのである。

こういう事情なので、断るに断れない土曜日になってしまった。
しかも氷雨が降る悪条件のなか、地面が濡れてて座れないし、動くと場所をほかの父兄に
取られるしで、じっと三時間余り突っ立っていなければならなかったのだ。しかもこの地点で
男女計十一人の走る部員をカメラに収めなければならない。駅伝といえど周回コースで、全員が
同じところを一周ずつ走るのである。

あんまり疲れたので空腹もピークを過ぎ(女子は十時半スタート、男子は十二時!)、帰りは
試合中に車で寝ていたキャプテンの親が運転してくれたので、私はなんにも食べずに寝ていた。
もういや。
しかも今日はまた休日出勤。
もういや。

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しかし、

 投稿者:近野新  投稿日:2017年11月11日(土)23時41分17秒
  ホームズとかポワロ、クイーンなんかの推理小説はちゃんと面白いんだけど、なんでかなあ。

相変わらずいそがしい。
明日は島内一斉清掃なので、朝七時から近隣の掃除をしなければならない。
先週、雨が降る前に庭ととなりの空き地を草刈りしておいたので、ゴミ拾いもやりやすいだろう。
ここんとこ暖かだったが、明日は寒そうだ。

草刈り前に、新品のディスクグラインダー用ダイヤモンドヤスリ(親父の遺品)で、ちびた
草刈り刃を研磨。いままで、これまたちびたヤスリで一所懸命削っていたのだが、新品はやはり
違う。五分の一くらいの時間で倍ほどの尖り具合の回転刃が完成した。
草も笹もおもしろいように刈れる。刃物はやはり研ぎだ。

本格的に寒くなる前に、水仕事であるモルタル作業をしておかなければならない。
家の北側に造っている石窯のことだ。
暑いときは暑い時で、蚊がうるさくてできなかったが、寒けりゃ寒いで水が冷たい。
贅沢な奴だ、近野って野郎は。

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ブラッドベリの短編を読むが、

 投稿者:近野新  投稿日:2017年11月 5日(日)17時46分39秒
  どうにもわかりづらくて途中で挫折している。
これはたぶん、アメリカの詳しい文化や風俗習慣を知らないゆえの、?が続くせいだろう。
サッと流される描写が、なにを意味しているのかぜんぜんわからないので、なにがおもしろいのか
わからない。
そういう、日本人にはなじみのない点をことこまかに解説してくれればいいんだろうけど、
巻末にはそういう部分があるのかもしれないけど、そこまでも読み進めない。
「霧笛」を読んでみたかったけど、残念ながら地元の図書館には置いてなかった。
外国文学って、こういうわからなさがあるから困る。
サン・テクジュペリも宮崎駿が絶賛してたから読んだけど、正直言ってよくわからなかった。
不幸なことだ。

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若干遅かったが、

 投稿者:近野新  投稿日:2017年11月 3日(金)18時03分45秒
  ストーブ点火。
外部煙突とエルボ部分改良のついでに、ストーブ内の天井部分にあるバッフルプレートの隙間に
L字アングルを置いた。これまでは同じところに足場パイプを半割りにしたものを置いていた
のだが、より密閉性を高めるためにアングルに交換したのだ。もっとも、ただ適当に切っただけ
だと、出っ張ったナットなどに当たって隙間ができるため、現物合わせでちょっとずつ
グラインダーで削っていく。ほぼ完全に隙間は埋まったようで、燃え方も以前より順調だ。
煙突の断熱性も上がっているのだろうか、薪を入れるドアについている耐熱ガラスの煤も
付き方が少ないような気がする。外部煙突を四十センチほど長くしたので、煤の掃除がしづらく
なっているはずなので、できるだけ煤の詰まりはないほうがいい。

今日は仕事だったが、明日は休みで明後日は仕事。
休みは長男の散髪と、浄化槽の点検と、単車のオイル交換。
胃がんで胃を半分くらい切った(退院している)母親の様子も見に行こう。
年賀状イラストもそろそろ色をつけなければならない。
忙しい。

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また雨か。

 投稿者:近野新  投稿日:2017年10月29日(日)00時26分37秒
  先週の台風からこっち、嫁以外の家族がすべて風邪をひいた。
急激に寒くなったのに加えて、休日の雨で煙突が取り付けられなかったので寒いのにストーブが
炊けなかったせいだ。
冬場は洗濯物をずっとストーブで乾かしていたので電気代もかからなかったのだが、ストーブが
ないので洗濯乾燥機のやっかいになっていた。ソーラーパネルが曇りや雨で働かないし、乾燥機で
電気を使うしで、今月は例年になく電気消費量が発電量を大きく上回ってしまった。
しかも、乾燥機はめったに使わないので、珍しく使ったら大量の洗濯カスが洗濯物と一緒に
出てきて、それが洗濯槽を洗っても洗っても出てくるのだ。
本来なら、ひと月に一度は洗濯槽を洗わねばならないと取扱説明書には書いてあったという。
もう三年はそんなことしてない、と嫁は言う。
つまり買ってから一度もやってないわけだ。
そりゃ出るよな。

今週末も雨だというので、金曜日の帰宅後、暗くなってから屋根に上って煙突を取り付ける。
雨で塗れた屋根と、暗い屋根は危険性がどっちもどっちだ。
苦労してこしらえた屈曲部のエビ曲がりは、残念だがほんの少し隙間があって、ひどい降りの
ときは、内部に雨水がはいってしまうだろう。
どうにもならないので、煙突の熱で蒸発してしまうことを祈る。
風のない雨なら、これも新作の煙突トップがその傘代わりになるだろう。

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製作途中だった石窯。

 投稿者:近野新  投稿日:2017年10月21日(土)23時13分12秒
  先週、やっと時間ができてほんの少しだけ進んだ。
炉とカマドの壁部分を耐火セメントでこしらえた後、もう半年くらいほったらかしの状態で、
やっと天井部分の分厚い耐火煉瓦の板をのせることができたのだ。
この板も某所でいただいたものだが、七十センチ×二十五センチ、厚みが最大五十センチ。
薄いところは三十センチくらいで、長手方向の断面が矩形になっている。
これを二枚、天井と屋根を兼ねるように、炉の上部にかぶせる。接着には耐火セメントを予定して
一キロの小袋を三袋買っておいたが、どうやら粘土と耐火レンガの粉末を混ぜたもので造れる、
ということが「鉄腕DASHU!」の反射炉建造でわかった。番組では三和土や和製コンクリ
の作り方も放送されていたが、耐熱性に不安があって、石窯本体には市販の耐火セメントを
使っていた。しかし、こんなこともあろうかと耐火煉瓦を切断砥石で切ったときの削りカスを
取っておいたので、早速粘土と混ぜ合わせ、石窯の天板固定にためしてみることにしたのだ。
ちゃんと接着できなくても、天板自体の重さで容易には動かないだろう。それに煙突基部や
カマドの上部補強のためにも、耐火セメントはのこしておきたい。
粘土とレンガ粉の割合は半々ぐらいにしたが、ちょっと残ったのでカマドと石窯の入り口アーチを
補修する。レンガの角と線でいびつな多角形になっているので、なだらかになるように耐火粘土を
擦りつける。ただの粘土よりも粘着力がいいのが意外だ。
そのあと、煙突基部用のレンガを何個か切断したところで、時間切れ。
涼しくなってきたので、蚊が少なくなっているのがうれしい。
次はいつできるかな。

雨ばっかりでなにもできない。
台風対策で、屋根にかかっていたミモザの枝を雨の中剪定。
詰まりがちの雨どいは、今回は詰まっていないようだ。
まさか今時分に来るとはなあ、台風のやつ。

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傘修理。

 投稿者:近野新  投稿日:2017年10月15日(日)22時05分33秒
  傘は何角形だったっけ。
その角にある、細長いキノコのような突起物が折れて、布が一角分、直線になってしまった。
雨の日に車に乗り込む際、あわてたのでその突起がドアに当たって折損したらしい。
その突起には糸を通す穴があって、その穴と布を縫い付けてあるわけだが、穴がある部分の強度が
おちるためか、そこから折れたのだ。
これが折れると、布地をきちんと張ることができない。傘の骨には糸を通す穴がないのだ。
これはもう万事休す、新しい傘を買い求めるか……もちろんケチの近野はそんなことはしない。
某ゴミ捨て場で、捨ててあった傘から同様の部品を調達するのである。
失くした時のために一個余分に取り外す。帰ってからあてがうと、色と形状はちがうものの、
ちゃんと骨にはめられる大きさだし、糸を通す穴もあって機能的に問題ない。
さっそく黒のナイロン糸で縫い付ける。その作業途中で、ほかにもう一か所、同じようにキノコ状
部品が折れてしまったので、予備のものを取り付けて縫う。
これで傘は復活だ。ついでに、柄が少々曲がって滑りが悪くなったので、クレ556で潤滑。
スナップボタンにも油をさしておく。
これで完璧だ。手で補助しないと開かないジャンプ機能も復活した。
「VAN」の製品なので品質はいいはず。この調子であと数年はもたせよう。
この傘自体も拾ったもんなんだよな、実は…。

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煙突修理。

 投稿者:近野新  投稿日:2017年10月 7日(土)18時45分2秒
  この初夏に、オフシーズンになった煙突を外してみたら、屋外部分の煙突がダメになっていた。
ちゃんと形になって自立してはいるが、煙突内部をのぞいてみると、こまかいピンホール状の
穴から日光が星屑のように光っている。腐食によって、ステンレス板が薄くなってきているのだ。
煙突は二重にしてある。市販の二重煙突は、普通のものより十倍も高いので、自分で110ミリと
120ミリの煙突を重ねて二重としてある。その内側の煙突が腐食しはじめているのだ。
屋内のものはしっかりしているので、屋外は寒暖差と雨水、それに煙に含まれるタールによって
腐食がはやまったのだろう。実際、タールが金属を犯す性質は強い。煙突の真下にある
塩ビ波板を固定する傘釘は、ストーブを炊き始めるとたちまち錆がきてしまうのだ。
二重煙突製作から十年くらいはたったかもしれない。まあ、もったほうだと考えなくては
ならないだろう。しかし、どうみても不細工な出来で、あらたに作り直すならばレベルアップを
図らねばならない。前回は失敗して作り直したところが、内側の煙突に106ミリのものを使って
しまったようだ。どのホームセンターで購入したのか覚えてなくて、てきとうに買ったら違う
サイズだったのだ。おかげで、もともとあった煙突に差し込む部分がせまくて、ラジオペンチで
太い方を絞ったりした。雨水の放水も適当で、腐った煙突を分解したら断熱材がボロボロになって
へばりついていたり、二重の内部はタールで真っ黒。これではどれだけ断熱があったのか疑問だ。
まず、煙突トップを作り直す。前回はトップだけ作ったが、今回は45センチの煙突を使って
垂直部を少しでも長くして煙の引きだしを改良し、雨傘部の面積を大きくした。横風を防ぐ
円周部は縦の幅を三センチほど狭くして、空気抵抗を少なくする。もう三センチほど狭くても
よかった気がするが、まあ良しとする。傘の下に排煙口があるが、その二重部の隙間を埋めるのが
眼鏡部品だ。これは、ゴミ捨て場で偶然見つけた、ステンレスの調節型がちょうど合った。
たぶん換気扇の壁排気口部に使うものだと思うが、傘の役割にもなる。あまっていた耐熱断熱材を
挟みこみ、二つの煙突を固定するのがいちばん難しい手順だ。
110ミリと120ミリの煙突の空間は5ミリである。これをリベット留めする場合は、5ミリの
パイプ状の部品がなければならない。リベット軸より内径が太く、外径はあまり太いと煙突が
ゆがんでしまう。しかも電蝕を防ぐため、ステンレスでなければならない。
これらの条件を満たす部品は、なかなかない。それなりのナットがあればいいが、そのために
買うのは金が惜しい。そこで、5ミリ幅に古煙突のしっかりした部分を帯状に切り、手で丸めて
ゼンマイ状のリングを作った。これがなかなか具合がいい。ただ、煙突トップ部は口のすぐ
近くでリベットを締めこめるが、差し込み部は十センチ以上内部でないとリベット軸が邪魔で
差し込めなくなる。900ミリ長の煙突を継ぎ足せなくなるのだ。
110ミリと120ミリの同位置に3ミリの穴をドリルで開け、まず120ミリの煙突に三ミリの
リベットを差し込み、つぎに二重煙突の5ミリの空間に5ミリ幅のゼンマイ状部品を10センチ以上
奥にいれて3ミリドリル穴にセットし、リベットをゼンマイ状部品に差し込み、続いて110ミリ
煙突の穴にリベットを差し込み、リベッターの穴にリベットをかしめる。
以上の工程を一人で、手作業でこなすのはほぼ不可能とわかった。少なくとも12回は挑戦したが、
ゼンマイ状部品を3ミリドリル穴にまで移動させる時点で、部品がどっかにいってしまう。
それでも、三か所あるドリル穴の最初の一か所は、二重煙突の110ミリのほうを傾けることで
空間を10ミリまで広げることができ、かつ薄いステンレスの弾性を利用して、指でゼンマイを
挟んで10センチ先の穴まで持っていくことに成功し、リベット留めすることができた。
だが、一か所固定してしまうと、残りの二か所にこの方法は使えなくなる。内側の煙突も外側の
煙突も傾かなくなるのだ。どうも、ドリル穴のバリがひっかかって、うまくゼンマイが穴に
重ならないようなのだ。ならバリをとればいいのだが、10ミリの空間の10センチ先のステンレス
でできた硬い、しかも円柱形に湾曲したバリを削り取るヤスリがない。無念だが、この二点だけ
5ミリ厚みのM8ステンレスナットを使うことにした。ナットの角は幸い、面取りされたもの
なので、バリをうまく乗り越えることができ、乗り越えればそのバリでうまい具合にとどまって
くれるのだ。ドリル穴よりかなりナット穴がおおきいので、リベットに対して遊びもある。
ナット本来の使い方ではないのでもったいないが、まあ大量にある親父の遺品なので、遺品整理の
つもりで有効利用させてもらった。ちなみに、リベットそのものも同様に遺品である。
そして、ふたつある90度の屈曲部も長年の懸案だった。屈曲部は「エビ曲がり」という商品名で
売っているが、これの110ミリと120ミリを買っても、通常の煙突のように重ねることはできない。
(差し込み部があるため)直線部が曲がり部分よりも長いので、ひっかかってしまうのだ。
ならば大きい方を半分に切って使えば、と思うが、今度は雨水の対策ができない。エビ曲がりは
蛇腹になったものを機械で90度に曲げてあり、複雑な蛇腹を防水にしようとしても無理だ。
しかも煙突の場合はメンテナンスのために取り外してまた取り付ける構造でなくてはならない。
ここは、工場のダクトなどで見る、本当にエビの背のような鈑金加工が必要だ。そのような
部品はホームセンターでは売ってないし、あったとしても分解式ではない。特殊な接着剤か、
溶接で作られたものなのだ。それを手作業でやってみることにした。
展開図としては、かまぼこ断面のものが二枚、瞼型のが二枚、これが曲がりの外側を構成する。
これらの円弧部をくっつければ、自然とエビの背のようになるのだ。
エビの腹側は、銀行の地図記号のようなものが一枚。これをエビの背の内側に巻けばいい。
五枚の部品はすべて、110ミリの市販エビ曲がりにすり合わせるので、いきなりステンレス板で
やるわけにはいかない。適当な厚紙をあてて、はさみで少しずつ切って形をとっていく。
重なった部分は折り曲げて嚙合わせるつもりでいたが、折り曲げたところをまた曲げると、
どうしても皺ができて隙間がなくなり、差し込めなくなることがわかった。ということで、単純に
重ね合わせることにした。しかしそれだと、西洋甲冑のように重なった部分がひれ状に出て、
断熱より放熱が強そうだ。そこで、ひれ部分だけラジオペンチで捻り、絞りをつけ、なるべく
隙間がないようにする。ラジオペンチが500円の安物なので、ステンレスをひねるとペンチも
捻じれるのが情けないが、だいぶんマシだ。これらの固定はリベットがいいが、薄さ一ミリもない
ステンレスをかしめるのに対応したステンレスリベットが、親父の遺品にはなかった。
しかたないので、トンカチで叩いてかしめるアルミ製リベットでやってみる。使用中にアルミが
溶けてしまうかもしれないが、溶けないかもしれない。まあバラけても下にいる人間が怪我する
ほど重いものでもないので、ためしに使ってみた。
腹のほうの銀行記号との固定は、実際に煙突を取り付けてから、ステンレス針金で縛る、という
原始的方法を取ろうと思う。とりあえずそれで仮止めして、うまく防水できれば、そこから
ステンレスのタッピングビスで留めれば、取り外し式にできるはずだ。エビ曲がりは、上部の
二重煙突の内側に入っていなければ雨の侵入を防げない。地上の製作でうまくいっている
ようでも、実際に取り付けたら思わぬガタやズレがあるものなのだ。
しかしエビ曲がりに防水が完全にできたわけではない。屋根瓦のように下から順番に板を重ねて
いればいいが、90度曲がったものに重ねていけば、どうしても下に重なった板は、重ねるうちに
上に重なる板に変わってしまうからだ。これはもう、物理的にしょうがない。ここを防水するには
粘土状の耐熱パテを使用するしかないが、屋外の風にさらされる煙突は、振動で固まったパテが
バラバラに砕けることが予想され、使用は適当ではない。これ以上の防水は現実的ではない
だろう。
煙突部品は完成したので、なお完成度を高めるため、耐熱塗料を塗ることにした。これもまた、
親父の遺品である耐熱ラッカー缶スプレーを使用することにしたが、製造されてから時間が
経ちすぎていたのか、なかのガスがなくなっていて出てこない。ここでこれをあきらめるのは
まだ早い。スプレー缶を切り開いてみれば、中身は普通の耐熱塗料があるので、それを刷毛塗り
すればいいのだ。ステンレスに刷毛塗りは、ちょっと食いつきが悪くてムラができやすいが、
艶消し黒は屋根の高さに上がってしまえば目立たなくなる。塗料の残りは、車のワックスの
空き缶に入れておけば乾くこともない。
それにしても、ラッカーシンナーの臭さにはまいった。水性の耐熱塗料がほしいとこだが、親父の
遺品も使わなくてはもったいないのだ。
あとは乾かして、ラッカーの嫌なにおいがなくなれば完成だ。ここまでくるのにひと月は
かかった。もっと休みがあればなあ。

この夏、ひとつ賢くなったこと。
使い捨ての紙マスクをすると、蚊が近寄らなくなる。
蚊は人間の吐く二酸化炭素に反応して寄ってくるらしいのだが、マスクをしても二酸化炭素は
出ると思うので、たぶん呼気に含まれるほかのなにかも関係しているのだろう。マスクによって
そうしたものが薄まるのかもしれない。また自分のほうから蚊に近寄ってしまうと、移動しても
蚊は一緒についてくるので、蚊の反応物質がマスクで拡散しにくくなる、ということかも
しれない。なんにしても、わざわざ蚊取り線香をつける機会が減ったのはうれしい。

家の横に生えているクヌギは、ナラガシワだったようだ。
植物を見分けるのは難しい。

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